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山形県立新庄病院ブログ

2019.9.12

最上味めぐり第1弾:最上伝承野菜「畑なす(はたなす)のかば焼き丼」 

9月9日(月)の昼食(成人食)に「最上伝承野菜」を使用したメニューを用意しました。
当院の栄養管理室では~心和む食事の提供~のコンセプトのもと、通常の行事食の他に、“当院ならではの心づくし”として、節目ごとにオリジナルの献立を提供しています。
【献立】
・畑なすのかば焼き丼
・いんげんのえごま味噌かけ
・野菜デザート(勘次郎胡瓜、ミニとまと、桃)
(考案)企画研究班

【使用した伝承野菜】
・畑なす
大玉の丸なすで、実も皮も柔らかくて調理しても煮崩れしにくく、焼きなすや素揚げ、味噌漬けなどにして食べるとおいしい在来品種です。
最上川の舟運文化により江戸時代に京都からもたらされたと言われています。
・勘次郎胡瓜
明治の頃、鮭川村から真室川町に伝わり現在に至ります。(種を受け継いだ旧家の屋号から名前がついたそうです)
黄緑色で形はずんぐりしており、水分が多く生食に適しています。また、ピクルスや塩漬けにしても色がきれいなまま変わりにくいので加工品も人気です。
・えごまパウダー
戸沢村では地域をあげてえごま生産に取り組んでいます。えごま油は全国から注文が入り、毎年在庫がなくなるほどです。また、他に多くの加工品も販売されており、今回はえごまパウダーを献立に用いました。

山形県最上総合支庁では「最上伝承野菜推進協議会」を設立し、最上地域に昔から伝わり先祖代々大切に種を守り栽培してつないできた野菜・作物の発掘を行い、32品目を「最上伝承野菜」として認定しています。
これら最上伝承野菜は、その地域の風土とともに作り伝えられた地域独自の貴重な財産で、食材としての活用や観光面での活用など幅広い分野で利活用されています。

【ご参考】

2019.7.27「「2019 Summer 最上伝承野菜フェア」が開催されております

2018.9.3 ~最上味めぐり~第1弾:最上伝承野菜「勘次郎胡瓜(かんじろうきゅうり)の冷汁」

 

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