山形県では、がん診療に携わる医師等に対して、毎年計画的に緩和ケア研修会を開催しております。

今年度の当院での開催は、7月8日（土）～9日（日）に行われました。

講師は県内各地の7名の先生に務めていただき、医師４名、歯科医師1名、看護師12名、薬剤師4名、管理栄養士1名の計22名が参加して、朝から晩まで二日間びっしりの研修となりました。

このような研修会を重ねることにより、最新の医療情報を習得して、医療の質の向上に努め、県民の皆さんに安心・安全・信頼の医療を提供してまいります。

【プログラム】
一日目
緩和ケア概論、ガン性疼痛の評価と治療、苦痛のスクリーニング、ガン性疼痛についてのワークショップⅠ（グループ演習による症例検討）、地域連携、ガン性疼痛についてのワークショップⅡ（ロールプレイングによる医療用麻薬を処方するときの患者への説明についての演習）
二日目
身体症状に対する緩和ケア（消化器症状、呼吸困難）、倦怠感／食欲不足等、精神腫瘍学概論Ⅰ（不安・抑うつ）、精神腫瘍学概論Ⅱ（せん妄）、がん緩和医療におけるコミュニケーション技術とロールプレイ