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山形県立新庄病院ブログ

2017.8.27

「新庄まつり」最優秀山車が決まりました

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今年の20の山車は、それぞれ素晴らしい出来でしたが、「新庄まつり」最優秀山車が発表されました。

歌舞伎部最優秀
千門町若連 歌舞伎部門 風流寿鏡獅子 囃子:本合海囃子若連
正月の千代田城(江戸城)の大広間。鏡餅を引いて回る恒例行事の「お鏡曳き」を前に、将軍のご所望によりお小姓弥生の踊りが始まります。お茶の点前をしているところを引き出された弥生は、恥じらいながらも数々の踊りを披露していきます。そして、神前に飾られた手獅子を取って舞い始めると、不思議にも手獅子に魂が入って弥生の意思とは関係なく動き出し、弥生をいずこともなく連れ去ってしまいます。そのあとに胡蝶の精が現れて、牡丹と戯れるように舞います。胡蝶の舞ののち、獅子の精が現れ、胡蝶の精が戯れる中を勇壮な毛振りを見せ、激しく踊りを舞うという歌舞伎の名場面です。
獅子と牡丹は、豪華絢爛のお祝い事の象徴であり、紅白の獅子でユネスコ無形文化遺産登録のお祝いとしました。

物語部門最優秀
落合町若連 風流 元寇「神風疾風怒涛」 囃子:萩野囃子若連
奥州衣川の戦いで生き延び、大陸に渡った源義経がモンゴル帝国を成立させたチンギスハンであるという伝説があります。その子孫、元のフビライハンは、日本を侵略しようと高圧的な国書を鎌倉幕府に送りますが、朝廷は無視し、執権北条時宗は九州の武士達に命じ戦いに備えました。文永十一年、元は約三万の大軍で襲来、幕府軍は苦しめられますが、台風が吹き荒れ元軍は敗退しました。弘安四年、元軍は再び十四万の大軍で襲来しましたが、全国の武士達が奮戦します。また、日蓮が護国安泰を祈願したところ、またも起こった暴風雨のために、元軍は壊滅的な打撃を受け再び敗退しました。二度の暴風雨による勝利。これが元寇の神風です。

ゆめりあ展示
清水川町若連 歌舞伎部門 風流 金門五山桐 囃子:福宮囃子若連
「絶景かな、絶景かな~。」天下をねらう大盗賊・石川五右衛門が、京都の南禅寺の山門の上から、満開の桜の花を眺めながら詠んだセリフです。そこへ、一羽の鷹が手紙をくわえてやってきます。その手紙を読むうちに、五右衛門自身が宋蘇卿の子で、かねてから養父・武智光秀の仇としてつけ狙っていた真柴久吉が実父の仇でもあることを知ります。怒りと復讐に震える五右衛門に捕り手が絡みます。そこに巡礼姿に変装した久吉が現れ、五右衛門と対面する場面です。
金門五山桐の中でも有名な天地の見栄、葛龍抜けの場を忠実に再現しました。

【参考】

2017.8.25 感動をありがとう!!

(山形新聞:平成29年8月27日)

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