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山形県立新庄病院ブログ

2018.6.22

「災害学習会(テーマ:トリアージセンター)」を開催しました

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当院は、「地域災害拠点病院」の指定を受けており、訓練や学習会を実施し、災害時に最上地域の医療の拠点として地域の皆さんに医療を提供できるよう取り組んでいます。

本年第2回目の学習会では「赤エリア」の運営について学びました。

学習会では、災害時に力を合わせて効率的に医療を提供するための基本要素となる「CSCATTT」(指揮、安全確保、情報収集・伝達、評価、トリアージ、治療、搬送のアルファベットの頭文字を並べたもの)について講義を受けました。
その後、ロールプレイ形式により赤エリアの運営について実習が行われ、最後に外科医の松本検査部長による、重症度・緊急度を判断するための生理学的評価及び解剖学的評価の実演が行われました。

「赤エリア」は、重症で迅速な治療が必要な患者が運ばれてくるエリアです。実習では、地震が発生し診療設備やベッドが制限された想定で、分刻みで運ばれてくる重症患者(カードで配布される)模擬患者に対し、どのように評価し、どこへ運べば助かるか各チーム全員で考え、協力し合いながら取り組みました。

このような学習会を重ねることで、災害発生時における地域災害拠点病院の役割をしっかりと果たしてまいりたいと考えております。

(注)「トリアージ」とは、傷病者の重症度を素早く評価して、治療の優先順位を決定することを言います。

※今回は総務課小口主査がコメントを書きました。

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