6月20日（木）、ＮＳＴ勉強会を開催しました。

今回は、「ＭＮＡを使ってみよう～見落としていませんか？低栄養～」をテーマに、栄養管理室 高橋栄養管理主査（NST専従管理栄養士）が講師を務めました。

ＭＮＡ（簡易栄養状態評価表）とは、65歳以上の高齢者の栄養状態を簡単に評価するためのツールで、食事摂取量の減少、過去3カ月の体重減少、歩行・移動の可否、精神的ストレス・急性疾患の有無、認知症・うつ状態の有無などから栄養評価し、「栄養状態良好」、「栄養不良となるリスクあり」、「低栄養」の3段階に分類するもので、高齢者の低栄養とそのリスクを早期に把握し、サルコペニアの進行を防止したり、疾患のリスクを軽減する目的などに適しています。

実際の運用にあたり、ＭＮＡ患者の抽出、質問項目の判定の仕方などについて具体的に理解を深める勉強会になりました。

（注）ＮＳＴ＝（Nutrition Support Teamの略語）入院患者に最良の栄養療法を提供するために多職種で構成された医療チｰム