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山形県立新庄病院ブログ

2018.9.4

「第5回救急災害勉強会」を開催しました

9月3日(月)、今年度5回目の救急災害勉強会を開催しました。

第1部の救急症例検討では、初期研修医の鈴木先生から「高K血症により高度除脈・心原性ショックをきたした一例」として、嘔吐と意識障害の症状で救急搬送された患者の症例について発表がありました。
発表後には、フロアにて、腎機能の異常やカリウムの多い食物の摂取等の高カリウム血症の要因、高カリウム血症の症状や治療内容についての解説や意見交換が行われました。


第2部では、整形外科の篠村手術部副部長から「救急外傷時の初期治療」として、RICE処置(Rest安静・Icing冷却・Compression圧迫・Elevation拳上)のポイントについて説明がありました。
特にアイシングについては、到適温度、時間、インターバルの重要性について詳細な解説があり、スポーツで取り入れられている「アイスバス」についても紹介されました。

第3部の各科診療講義では、形成外科の岡田手術部副部長から「救急外来での初期対応についての要因」として、擦過創、熱傷、手指外傷の応急処置についての説明があり、骨折のX線画像やCT画像を用いた実際の症例についても解説がありました。

次回は10月1日(月)に救急症例検討及び放射線科、泌尿器科の講義を予定しております。

今回も、新庄病院の医師、看護師等の職員のほか、外部の医療機関からも多くの方の参加をいただきました。


地域の医療機関の皆様には、既に勉強会の開催についてご案内しているところですが、新たに参加を希望される場合は、当院までご一報ください。

【問合せ先】 総務課
0233-22-5525(代) 内線1287 小口・松田

※コメントは総務課の松田課長補佐が担当しました。

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