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山形県立新庄病院ブログ

2018.11.9

第7回救急災害勉強会を開催しました

11月5日(月)に、今年度7回目となる救急災害勉強会を開催しました。

第1部の救急症例検討では、10月から当院で臨床研修を行っている石川明雄先生が、「後頭部出血があるものの、外見、呼吸、循環は安定し、切迫する神経学的評価もないことから、翌日の外来受診を指示した症例」について発表がありました。
頭部外傷は、小児の死亡原因の大半を占めるものの、CTによる脳損傷が認められるのは10%未満であり、不必要な被ばくを回避する適応基準が考案されていることなどについて説明がありました。

第2部の各診療科講義では、産婦人科の酒井一嘉先生から、「産婦人科における急性腹症について、異所性妊娠や卵巣腫瘍の茎捻転・破裂、卵巣出血等の診断のポイント及び妊婦で注意を要する症状」について解説がありました。

発表、講義の後には、研修医の石川先生に対する外傷を負った状況の丁寧な聞取りが必要であることの助言や産婦人科の腹症について活発な質疑があり、有意義な勉強会となりました。

次回は12月3日(月)の開催を予定しております。

地域の医療機関の皆様には、既に勉強会の開催についてご案内しているところですが、新たに参加を希望される場合は、当院までご一報ください。

【問合せ先】
新庄病院事務部総務課 0233-22-5525(代) 内線1287 小口・松田

※※総務課小口主査がコメントと写真を担当しました。

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