1月17日（木）、NST委員会主催の研修会を行いました。
今回は、NST委員会の薬剤部メンバーの担当で、亜鉛シリーズ第2弾『亜鉛補充療法の有用性について』をテーマに実施しました。

亜鉛は、免疫能や創傷治癒など幅広い生命活動に重要な役割を果たしていることが知られています。
褥瘡、食欲低下、味覚障害等の方は、血清亜鉛値が低下していることが多く見られることから、NSTでは、亜鉛製剤の投与や栄養補助食品の検討を提案しています。

また、透析患者さんも亜鉛が不足していることが多く、補充した結果皮膚障害も改善されたとの報告もあるとのことでした。

私たちNSTは今後もチーム医療を強化し、よりよい栄養療法を提供してまいります。

※薬剤部　高橋和枝薬剤専門員がコメントを担当しました。

（注）NST＝（Nutrition Support Teamの略語）入院患者に最良の栄養療法を提供するために多職種で構成された医療チｰム