2019.4.10
「糖尿病治療の明日を考える会」講演会が開催されました
4月9日(火)、「糖尿病治療の明日を考える会」講演会が開催されました。
1部は当院の消化器内科・教育研修副部長の堀内先生が座長を務め、同じく当院の加藤糖尿病看護認定看護師が演者を務めました。
講演では、最上地域で看護師等、様々な職種から26名の「山形糖尿病療養指導士」が誕生したこと、そして専門的かつ適切な糖尿病療養指導を担うためのポイントと症例を示し、地域での連携の大切さを語りました。
※糖尿病療養指導士とは、糖尿病治療にもっとも大切な自己管理(療養)を患者に指導する医療スタッフ。
第2部では、小内医院 小内院長が座長を務め、くさまみなとクリニック(名古屋市)草間院長が「Past、Present、and Furutre ~これからの糖尿病チーム医療を考える」の演題で講演しました。
かつての産業医としての経験・視点から、
①診療では考慮すべき項目が数多くあること
②入院治療を行っても退院後の生活習慣しだいで数値が再び悪くなってしまう事例も多く、栄養指導や家族への周知、何よりも本人の認識を高める必要があること
③長期的にチェックするチーム医療としてのケアが大切であること
等の話がありました。
当最上地域は、県内でも特に糖尿病正常値が少ないと言われていることもあって、医療関係者の間でも重要な課題の一つであり、会場には多数の医療関係者が参加して、熱心に聴講しました。
【参考】 当院HP:増えている最上地域の糖尿病 http://www.ysh.pref.yamagata.jp/news/20180412.html