2017.8.3
「DNAR」についての研修会を開催しました
8月2日に、山形大学医学部救急医学講座准教授で同附属病院救急部長である中根正樹先生を講師にお迎えし、第2回医療安全全体研修会を開催しました。
テーマは、最近のホットな話題である「Do Not Attempt Resuscitation: DNARの最近の考え方」です。
混同しやすい「DNAR」の正しい知識について、各学会や厚生労働省のガイドラインなどの参考資料を示しながら、詳しく講義していただきました。
DNARとは、「患者がひとたび心停止となったら蘇生行為をしないということ」であり、心肺停止時にしか有効でないこと、終末期の判断と混同しないこと、事前に決めておくPOLSTという手法があるが日本ではまだ検討されていないことなど多くのことを学びました。
今後ともこのような研修会を重ねることで、地域の皆さんに安心・安全・信頼の医療を提供してまいります。
【参考】
当日の講義内容は、山形大学医学部と附属病院における救急関連情報サイト(リンク)に詳しく掲載されています。