2016.6.29
医療機器研修会を開催しました
当院では、医療安全の推進のために各種研修会を開催しておりますが、今週は月曜日から水曜日までの3日間、医療機器の研修会を実施しました。
研修では、今後、使用の増加が見込まれるNPPVの人工呼吸器や、そのモードであるASV、マスク装着における注意点等について再確認をしております。
出席者は、3日間で約200名となりました。
このような研修会に多くの職員が参加することにより、更に安心・安全・信頼の医療を提供してまいります。
NPPVについて
生命維持管理装置の人工呼吸器は、従来の喉にチューブを挿入する方法でしたが、NPPV(noninvasive positive pressure ventilation)は挿管チューブを用いず専用のマスクを口にあてて、呼吸をサポートする機械です。そのため、「非侵襲的」と言われています。
NPPVのメリット
•挿管・気切が不要で苦痛を減らせる
•着脱が容易
•食事や会話が可能
•感染の可能性が少ない
NPPVのデメリット
•確実な気道確保が困難
•誤嚥の可能性がある
•長期間のマスクの使用による発疹など
ASVとは
NPPVのモードの一つである順応性自動制御換気(Adaptive Servo Ventilation:ASV)は、心不全に対して使用されます。